「高血圧」|麻酔科医が肌で感じる血管への負担
こんにちは、代表の比嘉です。
「高血圧」は、健診の異常項目でよく見るものです。
今回は、日々手術室に立つ麻酔科医の視点から「高血圧」の怖さを書いていきます。
麻酔科医は、術中の血圧をリアルタイムに監視するために、「Aライン」と呼ばれる針を手首の血管(脈を触れる部分)に留置することがあります。
その際、手で触れて拍動を感じながら針を刺します。
指先に伝わる「動脈の拍動」
血圧が高い方は、正常な方に比べ触れた瞬間に伝わる「拍動の強さ」が全く異なります。
少し不謹慎ですが、血圧が高いほうが、血管の場所がハッキリ分かるので針を刺しやすいです(笑)。
それほどまでに血管に強い圧がかかっているということです。
「自覚症状がない」という恐怖
高血圧の恐ろしいところは、これだけの負荷がかかっていても、自覚がないという点です。
高血圧が 「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれるゆえんです。
突如として起こる脳出血や心筋梗塞
健康診断で「血圧が高い」と指摘されても、再検査に行かない方は意外に多いです。
しかし、手術室で感じるあの「拍動」をもし皆さんが直接触ることができたら、きっと恐ろしさを感じやすくなります。
脳出血や心筋梗塞は、ある日突然起こるのではなく、この「圧力」を放置した結果として起こります。
従業員の皆さんに必要なのは、漫然と健康診断を受けることではありまん。
結果を通して「自身の身体の中で何が起こっているか」を実感を持って理解することです。
これからも、現場を知る医師として、実感を伴う健康管理を提言していきたいと考えています。

