産業医は、格闘技に例えるならリングドクター?!「戦えるかどうかの重要な判断」
こんにちは、代表の比嘉です。
いよいよ今年も終わろうとしています。さて、皆さんにとって大晦日の夜のTV番組といえば、何でしょうか?私は格闘技を見るのが好きで、ボクシング世界戦や総合格闘技のRIZINの生中継を見て過ごすことが多いです。
ボクシングや総合格闘技は、危険と隣り合わせのスポーツで、選手たちは命がけです。
そんな彼らの命を守る存在として、「リングドクター」がいるのはご存じでしょうか。
本日はこのリングドクターに例えた産業医の重要性についてお話してみようと思います。
リングドクターの判断が試合を左右する
相手選手の攻撃でまぶたが切れてしまった。出血が多すぎる……。 このような状況で試合の続行が難しいとリングドクターが判断し、試合が終了になることがあります。
長時間の残業や休日出勤で蓄積した疲労、難度の高い業務や期限が迫った業務によるストレス……。 働く皆さんも立場は違えど、日々戦っています。
そんなとき、仕事をこのまま続けても大丈夫か、つまり「戦い続けても大丈夫なのか」を判断するのが産業医になります。
「試合続行」か「中止」か。重要な判断
もしリングドクターが、選手のかすり傷程度でまだ全然戦える状態なのに、続行中止と判断したらどうでしょうか。
逆に、傷が深く試合の続行が不可能と思われる状態を見過ごして、その選手の選手生命を奪ってしまったらどうでしょうか。
産業医に言い換えると、
少し疲れている程度の従業員に対して、リスクを恐れるあまりすぐに「休職」という判断を下してしまう産業医がいたとしたらどうでしょうか。
逆に、過重労働による抑うつ状態や脳卒中で倒れるレベルの高血圧など危険な状態を見逃して、倒れてしまったらどうでしょうか。
私たち産業医に求められているのは、会社にも従業員にもよりすぎない、中立的で客観的な判断です。
そのためには、「健診異常を放置した結果の安全配慮義務」や「休職期間満了に伴う退職・解雇」などを争点とした判例やその文脈・背景を学んでいくことが重要です。
医学だけでなく、法知識も重要。それが産業医なのです。
共に戦うチームドクターとして
ビジネスというリングの上で、日々戦う従業員の皆さんが、安全に、かつ全力を出し切れるように。 そして企業というチームが勝利できるように。
私たちは、単なる「ストッパー」ではなく、共に戦う「チームの一員としてのリングドクター」です。
激動の時代、貴社のリングサイドには、信頼できるドクターが控えていますでしょうか? 来年も、皆さんが良い試合(ビジネス)ができるよう、全力でサポートさせていただきます。
それでは、良いお年をお迎えください。
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